私の職場から外を眺めると、映画でおなじみの「東宝」のブルーのロゴがビルの壁に見えます。
そうなんです。ここは、「東宝スタジオ」の目と鼻の先にあるんです。
昔の人は、「東宝砧(きぬた)撮影所」と言ったりします。
私も学生時代、この名前には聞き覚えがあります。
全国的に有名なところです。
ここで、数々の映画の名作が撮影されたんですよ。
場所はどこか?といいますと、小田急線の成城学園前駅から、
歩いて10分ほどのところにあります。
流れている「仙川」という川を挟んで、打越橋から大蔵水道橋にかけて
約90,000㎡の敷地を有しているとか。
映画「七人の侍」「若大将シリーズ」「ウルトラマン」「ゴジラ」等々、
皆さんもご存じのものばかりだと思います。
「ゴジラ」等の特撮は、全てここで撮影されたんだそうです。
円谷英二監督の“ヨーイ”の声が、聞こえてくるような錯覚を覚えます。
「東宝スタジオ」沿いを通る仙川の遊歩道は、整備されていて、散歩するにはおススメのスポットです。
桜並木は、古木で圧倒的な存在感があります。幹は太く、苔が表皮を覆い、
水面に向かって延びた枝が、桜のアーチを作っています。
こんな迫力のある桜並木を今まで見たことがありません。本当に歴史を感じます。独特の空気感です。
地名では、遊歩道がある側は、「砧(きぬた)」エリアで、仙川の反対側は、「成城」エリアとなります。
「東宝スタジオ」は、敷地が広いので、仙川を挟んで、2つの町にまたがっています。
「砧(きぬた)」という、漢字は地元以外の人は、なかなか読めないのではないか、と思います。
私も、何と読むのかわかりませんでしたから。
そこで、町名の由来を調べてみました。時代は、7~8世紀のころにさかのぼります。
往古、この地は絹布の名産地でした。織り上がった布を小槌で打って柔らかくする時に、
下に敷いていた板のことを「絹板(きぬいた)」と言い、
これがなまって「砧(きぬた)」の地名の由来となった、とのことでした。
その当時の、女の人の夜なべ仕事として、「砧(きぬた)」の音が鳴り響いたことや、その布を染め
多摩川の清流にさらして、洗ったことなどは、万葉集にもうたわれているとか。
そんな所に、私の職場はあります。電動アシスト自転車の専門店「らくりん館きぬた店」です。
「砧(きぬた)さんぽ」におでかけの際は、ぜひお立ち寄り下さい。
さとちゃん
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